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今年の夏は暑かったなぁ。調理場で火を使うもんだからナマラ暑いべ。
料理人を志して42年になるが、こんなに暑さを体感したのは始めてだった。
なんかクラクラして息苦しさを感じたが歳のせいかな。



そんな「暑い!アツイ」と言ってた夏も過ぎてみれば秋になり。
雪虫が飛んで「寒いな」と言い出した頃、北海道が再び熱くざわめき出した。



野球の神様は悪戯好きなのか、日本ハムファイターズの快進撃が始まった。
ファイターズのホームグランド札幌ドームは人工芝のグリーンが美しく、
球場全体の清潔感、ライトの眩しいほどの明るさと、空調が効いた清々しさ。
閉塞感は無く広々として開放的で、なんか気分が好くなる。



一昔前の野球観戦は円山球場だった。プロ野球はもちろんの事、
高校野球の試合はこの球場がメッカであった。
今はないが、古くは中島球場があった。中島公園にあった木造の野球場で、
始めて高校野球を観戦しに行ったのもこの球場だった。
わずか40年程前の事、時代の流れとは言え、昔日の感がある。



子供の頃(昭和30年代)、スポーツはやっぱり野球だった。
近くの野っ原(最近この野っ原がないね)に集まり三角ベースをやったもんだ。
最初に近所の同級生に「おーキャッチボールやるべ」と誘われたのだが。
その時は「キャッチボール」が何なのかさえ知らなかった。
投げてくるボールにグローブを差し出すのだが、キャッチ出来ないのだ。
投げられる度にそれだから、「おまえ、ふざけてるべ」と言われた。
ふざけてるつもりはないのだがキャッチ出来ねぇんだから仕方なかっぺよ。
スゲー恥ずかしくて、悔しくて練習に練習し、その結果天性の野球センスが
見事に開花したのだ。天性の野球センスあるのに、キャッチボールも出来ない
のは変な話しだ。  イヤイヤ!天性のセンスも努力によって開花するのだ。



小学校、中学校、そして社会人になってからも朝野球と、
ずっと野球をやってきた。
今はケガをすると仕事に影響するのでやっていない。
というより歳のせいで身体が付いていかんのだ。
ヒットを打って一塁ベース回ったところで足を挫きそうだ。
豊平川の河川敷のグランドで草野球をやっているのをみると、
「アー野球やりてぇな」と心底思う。



そんな野球も、近頃は球界の盟主ジャイアンツの人気凋落に伴い、
プロ野球全体の人気、感心が薄らいでいる。
球団オーナーが自チームの選手を「たかが選手」などと馬鹿呼ばわりし、
球団オーナー自身が野球を愛してはいない。
観戦チケットを求めて朝から並びお金を支払い、バスや地下鉄を乗り継ぎ
わざわざ球場まで足を運んでくれるファンの熱い気持ちを理解しないのが、
ジャイアンツのオーナーであり選手なのではないだろうか。



以前勤めていたホテルに数十年前ジャイアンツのチームが宿泊していた。
試合当日円山球場へ昼食の弁当をジャイアンツのベンチ裏控え室に届けた。
王選手が控え室に戻って来た時、円山球場の清掃係のオバちゃんが
「王さんですか。孫が大ファンでサインしていただけますか。」と声をかけた。
練習後スグだった王さんは、ひと休みしたかったのだろうが、
ひと息吸い込み、息を整え「ウム」と気を落ち着かせ、
「ハイ!どーぞ」とオバちゃんの差し出す色紙に丁重にサインをしてあげた。
王さんは野球のプレーだけでなく、人間的にも素晴らしいなあと感じた。
長島さん王さんはプレーも人間的にも品格があったが、今はそんな選手が
少なくなった。
清原選手の耳のピアスを見て、思わず眉をひそめるのは僕だけだろうか。



今年の8月25日道新の「読者の声」に掲載された、
10歳の少年からの投稿を紹介したい。
「僕は少年野球団に入っています。
小学校、中学校、高校の野球だったら試合中にガムをかんだり、
つばをはいたりしないのに、どうしてプロの選手はそんなことを
するのですか。
もし、少年野球でそういうことをしたら、監督やコーチにどなられます。
プロの選手たちはなぜおこられないのですか。
毎日テレビで甲子園の高校野球を 見ていましたが、
ガムをかんだりする選手は一人もいません。
プロ野球は仕事なのです。仕事中にガムをかむのはよくないと思うし、
つばをはくのは見ていていい気持ちがしません。
また、ベンチにすわるとき、少年野球ではせもたれによしかからないで、
ちゃんとすわれ、と言われるのに プロ野球ではどうしてベンチに
足かけたりして、だらしなくすわるのですか。
プロ選手は子供たちのもはんになってほしいと思います。」


この少年の思いに、真正面からちゃんと答えてあげられるプロ野球の選手が
いるのだろうか。



ファイターズが北海道に移転して今年で3年目だが、
新庄選手の入団が話題になった。
新庄選手の夢は札幌ドームをファイターズファンで満員にする事と言っていた。
それが現実となりジャイアンツファンだらけの北海道の人達が
「おらがチームだべ!」とばかりにファイターズの応援団になった。



ヒルマン監督は米大リーグでコーチ経験があり就任
当初は大リーグ野球の様に「打て打て」の攻撃野球一辺倒であったが。
ファイターズ選手が「自分達は子供の頃から、バントでランナーを送るといった
野球をやってきた。監督の采配のような野球とは違う・・・云々」
とヒルマン監督と話し合い、今年からファイターズの野球は変わった。
ヒルマン監督の育った「ベースボール」と日本の「野球」の違いだろうか。
それにしても、その違いを理解し実戦に采配を活かしたヒルマン監督の
受け入れ方も素晴らしべや。それが見事に結実し今年の優勝となった。



パリーグを1位通過し10月12日のプレーオフでは対ホークスに
勝利リーグ優勝を決めた。このゲームは今年の野球が凝縮されたような
試合になった。先発はファイターズ ルーキー八木投手とホークス斎藤(和)の
鬼気迫る投手戦となったが。



ドラマは0-0で迎えた9回裏に野球の神様の悪戯好きが始まった。
先頭バッター一番の稀哲(ひちょり)が出塁、続く賢介が送りバント、
小笠原選手が敬遠され次のセギノール選手は三振。
(セギちゃんパスポートの更新忘れちゃダメ×ダメ)
ランナー1塁2塁で5番稲葉選手の打球はセンターに。
しかしホークスセカンド仲沢選手が好守、
セカンドベースに入ったカブレラ選手に
トスしホースアウトで万事休すか・・・と思いきや、一塁走者の小笠原選手が
懸命の走塁スライディングで塁審の判定は「セーフ」。
ホームベースを見ると2塁ランナーのひちょりがホームイン。
ホームベースで新庄選手がバンザイだ。サヨナラだサヨナラ勝ち!
パリーグ優勝だぁー。



しかし、喜んでばかりもいられない。中日ドラゴンズとの日本シリーズが
待っているぞ。
下馬評では圧倒的にドラゴンズ有利。



第1戦はドラゴンズのホーム球場名古屋ドームで川上投手と若き
ファイターズのエースダルビッシュ投手の投げ合いとなったが、
川上投手の好投の前に打てず初戦を落とした。



第2戦は7回表の攻撃、金子選手のセンター前にはじき返すヒットで逆転し
八木、武田久、マイケルの投手リレーで勝利。
これで1勝1敗の対でファイターズファンが待っている、
札幌ドームでの優勝も・・・。


3戦を勝利し4戦はシーズン中に10勝目前で交代降板させられ監督批判で
処分されたエース金村投手の意地と気迫と根性の好投で勝利し日本一に
王手をかけた。



実は金村投手とは店の営業を終えた帰りにススキノで遭遇し握手をしてもらったのだ。
その後スグにその事件があり、あの握手が悪かったのかなと、
後悔していたが、この好投でホッとした。
金村投手ゴツイ硬い手なのかなと思っていたのだが、
スゲー柔らかな手だったのでビックリした。顔のわりには繊細な奴なのかもしれない。



第5戦優勝のかかった大一番。先発は第1戦で投げたダルビッシュ、
4回に1点先制されるが5回裏1死3塁で金子選手必死のスクイズで
3塁ランナー稲田選手決死の生還で同点。このスクイズは見事であった、
プロでバントほど難しいものはないと思っている。
プロのピッチャーの投げる150kのスピードボールをバントするのは
容易い事ではない。



この試合金子選手のスクイズバントの他にもう一人バントを見事に決めたのが
ドラゴンズの川相選手だ。意図も簡単に当たり前の様に決めたバント。
当たり前を当たり前の様に決めるプロの凄さ、この川相選手のバントには
多くの事を学ばせてもらった。
さて金子選手のスクイズで同点となり気落ちしたドラゴンズ川上投手から
6回裏セギちゃんの2ラン、8回裏稲葉選手のホームランでダメ押し日本一を
決めた。


圧巻は8回裏今シーズンで引退するSHINJO選手最後の打席だった。
ホームランを期待するファンを裏切る大空振りの見事な三振。
打席に入ったSHNJO選手がバッターボックスで泣いているのが客席で
見ていても分かるのだ。
三振してベンチに座ってもうつむきき涙していたSHINJO選手。
ファンが名前を呼び続ける。友人の女性は生まれてから、これからも
あれほど人の名前を呼ぶ事は無いだろうと言うほど
「SHINJO!SHINJO」と叫んだそうである。


今年の対ロッテ戦でセンターへのライナーをSHINJO選手ジャンプしたが
捕球できずボールはグランドに転がった。
これを見た後ろの座席の5歳位の少年が「SIHNJOガンバレ!」と
声も張り裂けんばかりに叫んだ。
これほどタイガース、ファイターズファンのみならず、野球ファンに愛された
選手もいないであろう。
ありがとうSHINJO選手。キミがいたから野球が楽しかったよ。
ありがとう。



優勝インタビューに応えるヒルマン監督の「シンジラレナーイ!」が
札幌ドームに響き渡りファイターズファンの歓喜は最高潮に達した。
11月18日の優勝パレードには14万人ものファンが参加し
ファイターズ選手達の名を呼び続けていた。



SINJO選手も引退、そしてガッツ小笠原選手もジャイアンツへ移籍が決まった。
スターSINJO選手とチームリーダー小笠原が抜けたファイターズだが、
来期も応援するぞ。
ガンバレ!おらがチームファイターズ!
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