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「パソコン教室」


この原稿はパソコンのワードで書いている。
10年程前はワープロで書いた原稿をプリントし、協会事務所に「出来ました!」
と届けていたのだ。しかし、パソコンの出現でワープロは短い期間ながらも、
その使命を終えた。植木等さんの歌ではないが「♪ハイ!それまで~よ」と相成った。


ようやくワープロの機能にも慣れ、何とか使いこなせるようになったと思った矢先、
「今度はパソコンかよ!」と、何かに付け時代の変化に追いついてゆけない、
オジさんは新たなる難機能に戸惑う。進むには壁を乗り越えなければならない。
かくしてパソコン教室に通うことになった。


店の近くのテレビコマーシャルを放映している、大手パソコン教室に申し込みに行った。
受付の女性が「パソコン教師の資格が取得出来るホニャララコースがお得ですよ!」
とやたらと猫撫で声で言い包めるのだが。
その授業料たるや「実に高額だ!」と叫び出したくなる程である。
今更パソコン教師の資格を持ったシェフを目指す気もない。
「資格なんか要らないから!」と言うと、別な授業コースを勧められたが、
それも「実に高額だ!」。
テレビドラマ「女帝」での加藤ローサちゃんの名セリフじゃないが「ふざくんな!」、
の気分で早々に退散した。



結局、店の近く個人経営のパソコン教室に昼過ぎの1時間、仕込みの合間に通うことにした。
街中のビルの7階にあるのだが、狭い部屋にパソコンが10数台程、
3列にズラリと並べられている。教室に通い部屋に入って「おはようございます」
と挨拶したら「こんにちは」と返された。「エッ!」と思ったが、
そうか世間は昼だもの「こんにちは」だよな。我等が飲食業界での挨拶は朝昼晩、
深夜早朝いついかなる時も「おはようございます」だ。


しかし、パソコンの「いろは」も分からないから「い」から聞くことになる。のだが、
その教室の講師の方達は、自分の娘(息子だけで娘はいないのだが)のような年頃
の、お嬢さんなのである。そんなお嬢さん達を「先生」とお呼びして、
訳の分からぬパソコン機能の質問するのだ。「何でこんな事も分からないの、
このオジさんは!」などと、罵声を浴びせられるのでは・・・。とハラハラしながら
「センセイ!」と恐る恐る手を挙げるが、うら若き講師のお嬢さん達はとても親切に
ご指導してくれる。それも狭い部屋にぎっしりとパソコンを並べているから
前後左右の席がすぐ側なので、周りの生徒さん達の邪魔にならぬように、
指導内容を耳元に小声でささやくのだ。若いお嬢さんに耳元でささやかれると
妙な気分になる。オジさんも男だから悪い気はしない。
「ささやかれフェチ」になりそう・・・。(何をやってんのかね~このオジさんは!)


それにしても、先生って年上のオジさんのイメージがあったものだが、
これも時代の移り変わりですかね。



「異物混入」


諸君「料理に異物混入!」どうするね。この異物混入について、
料理通信誌の3月号「食の現場からー調理場へのクレーム」
編集顧問 齋藤壽さんの面白いコラムがあった。



「・・・かつて典型的なクレームは、異物混入だった。髪の毛が入っていた、
虫が顔を出した、といった調理場の不注意から起きるものだ。
お客さんがゴキブリをつまんでサービス係りを呼び、「これはなんだ!」
と怒鳴った時に、「これは黒トリュフです、よく間違えられるんです」と言って
その場で食べちゃった、というサムライ料理長がいたが、
こんな対処はなかなかできるものではない。
異物混入はひたすら頭を下げお詫びするしかない。・・・」



サムライ料理長の様にゴキブリは食べる気はしないが髪の毛なら
「フランス産の新野菜、黒シブレットです!」とか何とか言い逃れてして
食えるかもしれないな。


だけど言い逃れ出来ない異物混入の話がある。
某ワイン輸入メーカーのセールスの方から聞いた話だ。その会社に入社して
間もない頃、大阪支社に転勤になった。上司に呼ばれ仰せつかった初仕事が
クレーム処理だった。
何でも「ワインに蝿が入っている!」との事。
このクレーマーの電話を受けた様子では、どうも柄の悪そうな若い男性との事だ。
そこで新入社員である自分に「お前行って来い」と相成った。
「行って来い」と言ったって相手が相手だ。
「どうする?って、どうする!行くしかないべ!」。意を決し待ち合わせの喫茶店へ
急いだ。


喫茶店って今ある?あるにはあるんだろうけど、今時の若い衆に喫茶店なんて
言ったら「オジさん、カフェだべ!」って笑われるかな?



さて、ヘビーな気持ちを抱えて待ち合わせのカフェじゃなかった喫茶店へ赴いた。
待ち構えていたのは問題のワインボトルを前にし、肩を怒らせ眉間にシワ寄せ意気
がった、そのスジの若い男性である。
「ヤッベー!」と引いた気持ちを鼓舞して席に向かい合った。
「この度は大変失礼いたしました。」と挨拶し問題のワインボトルを見た。
確かにワインボトル内の液面に蝿が浮いている。
キャップシールも開けられていないし、何らかの細工の痕もない。


やはりこういった異物混入のクレームはあるらしく、抜栓後に異物を混入させて
クレームを言ってくる方もいる。
ワインもビン詰めされた後に若干の火入れをするので、
ある種のたんぱく質を検査すると、混入物が故意か否かが判明するという。


だが、今回は明らかに異物が混入している。
こういったクレームの最終目的は金品の要求であろう。
会社を出る前に上司から相手の出方によって3万円と5万円の入った封筒を
渡されていた。
3万円入りの封筒を左胸ポケットに、5万円入りの封筒を右胸ポケットに
忍ばせていた。「どちらの封筒を渡そうか!」と謝罪の最中に思案していた。
結果「今回は申し訳ございませんでした」と左胸ポケットの封筒を両手で差し出した。
すごんでいた彼は眉間のシワを解きニコと微笑むみ封筒を受け取ると、
まさに現金なもので「もう用はない」とばかりに、蝿の混入したワインボトルを遺して
席を立ち去った。



「カサブランカ」


アメリカ大統領候補者選挙戦の真っ最中ヒラリー・クリントン候補が記者団に
囲まれインタビューを受けていた。
1人の記者が「好きな映画は?」の問いに「カサブランカ」と答えていた。


映画「カサブランカ」はボギーことハンフリー・ボガード演じるリックと、
イングリッド・バーグマン演じるイルザとのメロドラマだ。



第二次世界大戦のさなかドイツ占領下となったフランス植民地モロッコの都市
カサブランカで「カフェ・アメリカン」(カフェといっても、カジノを併設したバー)
を経営するリックの元にドイツ軍に追われている、反ナチス抵抗運動の指導者
ヴィクター・ラズロが訪れる。
ラズロが同伴した女性は、かつてパリでリックと愛し合いながらも、去って行った
イルザだった。



パリでリックがイルザにシャンパンで乾杯する時に、ささやく(耳元ではない)
「きみの瞳に乾杯」は映画史上もっとも有名なセリフである。
その時のシャンパングラスは今流行りの縦長のフルート型ではなく、
広口のクープ型である。フルート型だと飲み干す時に女性の喉元が見えるが、
クープ型のほうがエレガントに飲み干せる。このクープのくぼみの型は、
かのマリー・アントワネットの乳房を模ったそうである。が確かか?


リックのカフェでサムがピアノ弾きながら歌う「時の過ぎ行くままに」が実にいいね。
♪ララララーとつい口ずさんでしまう。この映画の圧巻は何といっても、
ドイツ軍の現地司令官シュトラッサー少佐ら将校数人がテーブルを囲み
軍歌を我が物顔で偉そうに歌っているのに、対抗してラズロがカフェのバンドを指揮
してフランス国家「ラ・マルセーズ」を歌い出す場面だ。
バンドの面々、カフェの客が一体となって、ナチスへの抵抗を高らかに歌上げる。
しかし、シュトラッサー少佐は激怒しラズロは自身を窮地に追い込んでしまう。
ドジな奴だ。


このシュトラッサー少佐がリックのカフェでテーブルに着き
「シャンペンとキャビア」をオーダーするのだが、
そのキャビアが10gや20gの瓶詰めなどのシケタもんじゃない。
あれは200g缶だべ。チビチビとケチな食い方じゃない。
スプーンで「ゴソッ!」とすくってガバッと食ってるぜ。
キャビアで腹いっぱいになるぞ。
チョウザメの乱獲や環境破壊などで生産量が激減なのに、
今時キャビアをそんな食い方したら、遠山桜の金さんにお白州に引き出され
「おーおーおーシュトラッサー少佐、その方200g缶のキャビアを食うとは、
神をも畏れぬその所業 不届き至極。市中引き回しのうえ打ち首獄門」
になっちゃうべ。
水戸の御老公にならって印籠の替わりに、
「ええーい 控え居ろう。これを何と心得るか200グラム缶のキャビア様なるぞ。
頭が高い 控え控え控え居ろうー」と言い放つと、
居並ぶ諸侯「はっ!ははー」と地べたに平伏すべ。


200グラム缶のキャビアで価格どのくらいなのか、
東京のアルカンにTELして聞いてみた。
「フレッシュのオセトラ200g缶で10万円でございます。」の価格に、
我が耳を疑った。
しかし、これは現実だ。「実に高額だ!」と叫んだ、
パソコン教室の授業料どころの話でないべ。
シュトラッサー少佐が食べた第二次世界大戦当時の価格は如何ほどだったのか?


そこでだ、ドジなラズロを案じたイルザはリックの持っている中立国への通行証を
欲しいと頼むのだが、リックは自分を裏切ったイルザへの、今だ断ち切れぬ想いに
迷い悩む。
しかしラズロとイルザに通行証を渡し、中立国であるポルトガルのリスボン行き
飛行機で出発させるのだ。やっぱボギーは男だぜ。


大統領予備選挙でオバマ議員に苦戦を強いられているヒラーリー議員だが、
アメリカ大統領選挙の結果はどうなるのかね。
大統領になったら、シャンパンと200g缶のキャビアで、
ヒラリー「きみの瞳に乾杯」・・・なーんてね!?

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