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社会保険庁から「ねんきん定期便」が水色の封書で送られて来た。
「年金加入履歴」に「もれ」や「誤り」がないかご確認ください・・・というものだ。日を置いて、又社会保険庁から、親展の赤印が押された「重要書類 在中」のウグイス色の封書が送られてきた。
物々しい封書の構えに、ドキッとして「なんか悪い事でもしたかな?」と、
自分を疑ってしまった。
封書の中には年金請求の関係書類が同封されていた。
年金が受給出来る60歳になったのだ。


 子供の頃、60歳なんてスゲー爺様と思っていたけれど、
実際60歳になっても、自分を爺様とは思わない(思いたくない)。
60歳でも、昔に比べると、今の60歳の方が、ずっと若いべ。
だって「俺は、まだ若い!」と思っている。


でもね、自分では若いつもりでも、実際に60歳になると、
「60歳かぁ!」と、何かしら思うところがあるのよ。
“老齢”に達した自分と向き合わなければならない。確かに60歳は現実だ。


60歳になると、色々とあるんだよ。
ファイターズの札幌ドームでの試合だって、
火曜日のシルバー・ディには半額で入場出来るし。
この前ツタヤで「シェルブールの雨傘」をレンタルした時に、
ツタヤカード提出したら、受付の若くてステキなお嬢さんに、
「60歳におなりですね。旧作のレンタル料金が、すべて100円になります」
って言われたし。
映画だってシルバー割引で1,000円だぞ。
若い頃は60歳なんて、まだまだ、先の事と思っていたけれど。
イザなってみると、60年の歳月なんて、「アッ!」という間だ。


20歳代から30歳になった時は「アー30歳か!中年の仲間入りしたな」
と思ったけど。その頃は、まだ身体も元気で仕事もバリバリ出来たからね。
 しかし、この歳になると、強がっても足腰や視力が弱り、気力も衰えて来るし。
「あっちが痛い、肩がこる!」と、楽天の野村監督じゃないがボヤキたくもなる。
身体に無理もきかなくなるし、「これから何年仕事が続けられるだろう?」と
考えるのよ。
「それじゃ、年金貰って悠々自適な隠居生活でもするか!」てな、
気持ちにもなるべ。




で、その年金を幾らもらえるのか、知っている?まあ、コマイ説明は省くけど、
平成21年10月現在、厚生年金を20歳から60歳までの40年間(480ヶ月)を掛けてもらえる金額は、満額で平均792,100円である。
この金額は、ひと月ではなく年間である。
この金額を12ヶ月で割ると、ひと月66,008円で、偶数月に2ヶ月分の年金が口座に振り込まれる。
65歳になると老齢基礎年金と奥さんが65歳になるまで家族手当が支給されるから、少しは増えるけど。
これじゃ夢に見た「悠々自適」の、年金生活は「無理」と言うもんだ。


それに、男性は昭和36年4月2日以降、女性は昭和41年4月2日以降に
生まれた人達は、年金受給開始年齢が「65歳」からに引き上げられる。
40年間保険料を徴収され、受給年齢は遅くなり、受給金額は少なくなるのが、
これからの年金制度だ。
この先、年金受給年齢がさらに引き上げられて70歳からになるかもしれない。


戦後のベビーブーム「団塊の世代」が定年退職して、
大量に年金受給年齢に入ってくる。
しかし、低額で不公平、矛盾ばかりの日本の年金制度で、
安心で豊かな老後生活を送れるのだろうか。
高齢化社会を迎えて、年金を貰っても働き続けなければならない人達が
増えそうだ。
現在70歳以上の方達は、年間300万円、月25万円程の年金を受給されているので。「悠々自適」も可能であるが。
これからの、若い人達の年金受給金額は「エー!?これだけしかもらえないの」という厳しい老後を迎える事になるだろう。


そんな、国民の年金に対する「不安、不信」による、保険料の未納。
不況による企業の厚生年金保険料半額負担が経営を圧迫し、
支払い不能になる企業が続出し、保険料の収入が激減した。
今回の総選挙で自民党が惨敗し、民主党に政権が移行して、
厚生労働大臣には、Mr年金こと長妻昭氏が就任した。
厚生年金、国民年金を一本化し、年金受給額を「月額7万円は最低保証する」など、年金改革を叫んでいるが、官僚の猛反発もあり、
この状況でどうなるものか。
政治家と厚生労働省、社会保険庁役人達の無策、怠慢などで
年金制度が社会状況や経済構造の変化に対応出来ず、
崩壊寸前に追い込まれている。
それでいて、役人達は責任も取らず、問題を解決しようともせず
逃げ出すばかりだ。そのツケは、後世の国民に総て負担させるのだ。




手元に1枚の古ぼけた「厚生年金保険被保険者証」がある。
そこには『初めて資格を取得した日 昭和40年3月26日』と記されている。
45年前に中学校を卒業し、15歳で料理人を志して歩き始めた日だ。
この証書を見る度に自分の出発点を思い起こすのだ。
「人生お金じゃない!」と言うけど、人生お金がなければ困る事が多い。
病気やボケで、妻や子供に迷惑掛けたくないし。
自分の葬式出すんだって、お金が掛るからね。


全日本司厨協会北海道支部の若者達よ、60歳は「アッ!」と言う間に来るぞ。
これからの年金制度では、辛い老後になるから、今から備え怠りなくいたせよ。
ビートルズの「WE CAN WORK IT OUT」で、ジョンが歌っていたべ。
「Life is very short(人生はとても短い)」と・・・。


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