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どうにも、こうにも並ぶのが苦手だ。苦手というより並んで待つのが苦痛なのだ。何もすることがない、ただ待っているだけの、生産性の無い時間が堪らなく嫌なのだ。出来る事なら並んで待ちたくはないが、並ばにゃならない時もある。


その最たる事が、スーパーで買い物をしてレジに並ぶ時だ。
なるべく並んでいる人がいない、もしくは少ないレジを探して入るのだが。
前のオバちゃんが、精算していて。「1,353円ね!あ~待ってこまかいのあるから」と財布の中に手を突っ込み、ガチャガチャと掻き混ぜては、「1円でしょ、2円、3え・・・あら~やっぱり無かったわ。ハハハハ!」と来た時には、
「オバちゃん、いい加減にしてや!」と叫びたくなる。



かと思えば誰もいないから「ラッキー」と入ると、レジ係りの女の娘が研修生だよ。慣れていないから、実に手間取る。
買った商品にバーコードが付いていなくて「お値段確認してまいりますから
少々お待ちください」と言ってレジから走り出す。

やっと精算と思いきやレシートペーパーが無くなり、「少々お待ちください」と言うが、操作が分からず、サービスカウンターへ走り、先輩に来てもらい、
ようやく精算終了「大変お待たせいたしました。」である。
隣のレジに後から並んだ人が先に精算を済ませて、さっさと帰って行くではないか。「あーなんで、いつもこうなんだ」とおじさんボヤキたくなる。


こうなるのは「お前は辛抱が足らんから。レジに並ぶ事で辛抱する事を学びなさい」といった啓示なのであろうか?
そうだよ徳川家康は鳴くまで待ったんだよ。
織田信長 、豊臣秀吉、徳川家康の各々がほととぎすを詠んだ句である。




「鳴かぬなら 殺してしまえ ほととぎす」 信長
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ほととぎす」 秀吉
「鳴かぬなら 鳴くまでまとう ほととぎす」 家康
と三人の性格を現した句である。



「並んだら 早くしてよ レジ精算」 坂井利幸 となっちゃうな。



ほととぎすを呼んだ信長、秀吉、家康の句は誰でもご存知であろう。
もう一人ほととぎすを詠んだ武将の句をご紹介しよう。


「鳴け聞こう わが領分の ほととぎす」 加藤清正



レジに並んで待っている人達は、ただひたすら自分の番が来るのを待っている。ご夫婦、友達連れなら話しも出来るし、ケイタイメールをしている若い人もいるけれど、待っている間は何もすることがない。
だからといって、エスコフィエの著書「LE GUIDE CULINAIRE」をいざ解読しようなどといった御仁は、まさかいないべ。


店の行き帰りに札幌ラーメン横丁を毎日の様に通る。
観光客など大勢の人がやって来るが、並び行列の出来ているラーメン店は皆無だ。
しかし、ラーメン横丁と同じビルにあるラーメン店はいつも行列が出来ているし、
一丁離れた味噌ラーメン専門店は四六時中大勢のお客さんが並び行列である。
これほど名のある札幌ラーメン横丁にお客さんが並んでいないのは、
「なんで?」と首を傾げてしまう。
もうひとつ首を傾げたくなるのが、パチンコ店の前で朝早くから、並び行列を為している方々だ。パチンコ好きのなのだろうが、あれも理解出来んわ。


今年の雪祭りの開催に合わせて、店の近所にタコ焼き屋が出来たので、
(タコ焼きは格別好きではないのだが。タコ焼き屋さんゴメンナサイ)
オープン初日に早速行ってみた。



注文する窓口には、2組ほど並んでいたが「まあ、2組くらいは」と思い、
待って注文すると。「出来上がりに5分ほど掛かりますがよろしいですか?」と言う。
折角並んで注文できたので5分ならと思い「ハイ」と応えると、番号札を渡され「奥でお待ちください」と言われ、奥の待合室みたいな処に一歩足を踏み入れるなりビックリ。なんと十数人の客がズラリと並んで、自分の注文したタコ焼きが出来上がるのを待っているのだ。「しまった」と悔やんでも、遅かりし由良の介。
タコ焼きが焼きあがる度に「何番の方」と呼び出し、呼ばれた客は、やっと来た自分の番に嬉しそうな顔をしてタコ焼きの折を受け取り、いそいそと帰って行くのを見る度に腹立たしくなってきた。


「こんなに待たされるなら、たこ焼きなんか、もう絶対食わんぞ・・・」と、
独り悪態を呟いたせいか。タコ焼きを焼いていた兄ちゃんが、他のお客さんには愛想良く「ありがとうございました」と言っていたのに、
俺が帰るときは「ありがとうございました」どころか愛想のひとつもないぞ。
「チェッ なんでぇ・・・!」「5分ほど・・・」は方便で20分ほど待たされ、タコ焼きを2折り渡され、家に持ち帰ったタコ焼きだが、すっかりしぼんで冷えきっていた。そんな恨み辛み怒りが積み重なり、タコ焼きも並んで待つことも、余計に大大大嫌いになった。


人生で一番並んで待たされたのが、東京ディズニーランドのアトラクションだ。その並び待つ時間たるや、スーパーのレジやタコ焼き屋の比ではない。
ディズニーランドの場合は並んで待っても、その先に大きい楽しみがあるから、待っている事も楽しくなる。ましてや新婚さん、恋人同士ならなおさら楽しいべ。「拓哉、この乗り物、静香 コワーイ!」「大丈夫だよ、静香。俺が付いているだろ」「ウン静香ガンバル!」などと、待っている間にイチャツクのもいいよね。


スペースマウンテンのアトラクションに並んだ時の事だ。やはり1、2時間待ちである。後ろに並んだ外国人の若いカップルの、どちらか体臭がキツイのだ。
いや、キツイどころの話しではない。今まで体験した事の無い臭いなのだ。
この臭いに1、2時間付き合わされては堪らんと思い。
並んだ列を少し離れ周りの景色を見る振りをして、体臭のカップルを2、3組前に先送りしてやり過ごした。「アーよかった」と思ったのも束の間。先送りしたお陰でスペースマウンテン列車の先頭座席になり滑走、「僕コワーイ!」になってしまった。


最近並んで待ったのは「スター・ウォーズ エピソードⅢ シスの復讐」の、先行ロードショーのチケットを求めて、発売日にユナイテッドシネマへ行った時の事だ。スター・ウオ-ズファンにとっては、待ちに待たされた最終章のエピソードⅢである。


こっちは第一作のエピソードⅣから、ずーっとリアルタイムで観てきてんだ。
「そんじょそこらの、俄かスタ-・ウォ-ズファンと一緒にされちゃ敵わんぜぇ。」
と偉そうに言いたくなる。何が何でも、どうがどうでも観に行かなきゃ。
 


当日朝、早起きをして車を飛ばしファクトリーのユナイテッドシネマへ駆けつけた。野外駐車場に車を置き、チケット売り場へ続く渡り廊下の窓ガラス越しには、もう長蛇の列だ。「シマッタ、もう並んでいる」と臍を噛んだが走った。
エスカレーターを走り登り、とにかく急ぎ最後列に並んだ。
しかし、後から後から人人人が並び続いてくるのだ。
「あー、こんなにもスター・ウォ-ズファンが大勢いたんだな」と嬉しくなった。
この時ばかりは並んで待つのも楽しかった。チケットを手にした時は感慨もひとしおだった。並んで待つのも自分の気持ち次第なのだ。


さて、何かと気忙しく騒がしい時代であるが。
並び待つ時の貴殿の心境は信長、秀吉、家康のいずれであろうか。
しかし加藤清正が詠んだ句が、今の時代には合っているようだ。
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