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新年明けましておめでとうございます。昨年も色々な事がありましたね。
中でも一番盛り上がったのがファイターズの優勝でした。
さて今年はどんな年になるのでしょう。



以前ホテルに勤めていた時、後輩のNに起きた災難は・・・。
夜の九時過ぎ、仕事を終えたNは汗を流してさっぱりしようと、
近くのビジネスホテルにあるサウナへ行った。
1階のフロントで料金を支払いロッカーのキーとバスタオルを受け取った。
その係りの女性が上目遣いにチラッ、チラッと自分を見るのだ。
「なんだべ?」と首を傾げつつエレベーターに乗り込み、地下にあるサウナへ
と向かった。 脱いだ衣服をロッカーにしまい込み、浴場でまず身体を洗い流し、
サウナで寝転び乾燥した暑さの中で、明日の仕事の事などを考えながら、
じっくりと汗を流した。 サウナを出ると火照った体を冷ます様に水風呂に
ゆっくりと身を沈めた。 心臓が「キューン」と音をたてて縮む、
同時に身体の皮膚が締まり、眼が見開いたように醒めた感覚になる
。そんな水風呂の冷たさもサウナでの愉しみであった。
サウナと水風呂を数回繰り返して、身体を洗っていたら浴場のドアが開いた。
と思ったら、さっきのフロント係りの女性が覗くのだ。
又しても「なんだべ?」と思ったが、次に「俺に気があるのか」と自惚れたのだ。
これから訪れる自分の災難も知らずに、随分と背負った男である。
しかし、二度三度と覗かれては、如何な自惚れたNでも不信に思う。
しかし、そんな不信感もサウナで気持ちよく流れる汗が忘れさせた。



サウナをあがり、自販機で求めた缶ビールは乾ききった体内に染み渡るような
味であった。 「うまい!」このビールのうまさもサウナでの愉しみだった。
さっぱりして1階のフロントでロッカーのキーを返した。 と、中年男性二人が
待ってましたとばかりに、近づいて来て「○○だね、しょ(・・)まで
一緒に来てくれ」と言うなり、両脇を固めるのだ。
「なんだべ!」と、この状況が瞬時に判断出来なかった。
狐につままれたような気持ちだったが、「署まで一緒に来てくれ」と
また同じ事を言う。
「しょまで・・しょ?なんだべ」まだ分からない。
「いいから、話しは署で聞く。一緒に来い」と強行に告げ、腕を取り連行しよう
とする。「警察だ!なんで警察が?」とNは訳が分かぬまま「ちがう!」と叫んだ。
サウナでかいた心地良い汗も冷や汗に変わった。
「ちがう、俺はDホテルのNだ!」そんな、必死の懇願も刑事には通じない。
「いいから、話しは署で聞くから」の一点張りで聞く耳を持たないのだ。
こうなったらNも意地にスイッチが入った。
両脇を固めていた刑事の腕を振りほどくや、再び大声で叫んだ。
「ちがう!DホテルのNだ。電話して聞いてみれ・・・」Nの余りの剣幕に、
さすがに刑事も気圧された。早速Dホテルに電話をして、K常務に来てもらい
「ウチのホテルのNである。」と、身分を証明され冤罪は晴れた。



その間違えられた真犯人は、全国を股に掛けた「板の間稼ぎ」の窃盗犯で
あった。
板の間稼ぎと言っても今の若い方は、ご存知ないだろうから説明しよう。
銭湯やサウナの脱衣場で他人の籠やロッカーから、金品衣服を盗むのだ。
銭湯の脱衣場の床が板の間なので、板の間稼ぎと言われる。
銭湯や、ホテルなどに人相写真の手配書が廻されていたのだ。
フロント係りの女性は手元にあった、その手配書の○○が来たと、
てっきり思い込み先の行動に相なった訳である。
Nは間違われた犯人の手配書の写真を見せられたが、自分でもビックリする
程、「そっくり」だったそうである。
冤罪が晴れたとはいえ、その怒りは収まらない。
「もう、絶対来ないからな」の捨て台詞をフロントに残し憤懣やるかたない
思いで、そのビジネスホテルを後にしたそうな。
真犯人の○○は、その後お縄となったのか知る由もないが、
そっくりな人間のお陰でNはえらく迷惑をこうむったのである。



この世には自分にそっくりな人間が三人いると言うではないか。
似た人はいる。タイガー・ウッズ選手と東幹久さん、
つんくさんと上沼恵美子さん。
特に僕と木村拓哉さんは、よく似ているとは言われるが!?
そっくりとなると話しは別だ。
57年の人生で、未だ自分にそっくりの人には出会ったことがない。
そっくりなその三人が善人ならよいが、Nのように、そっくりさんが悪人だと
甚だ迷惑である。



江戸川乱歩の小説にこんなのがあった。夫が帰宅し、その夜床を共にする。
夫婦であるから当然ではある。夫は翌朝出勤して家を出るのだが。
なんと、その夫は本当の夫を殺した犯人だと判る。
その男は夫になりすまして、殺した相手の妻と一夜・・・。
夫が夫を夫に夫が?オットット!何とも恐ろしい話である。



自分にそっくりな人間が殺人を犯し、犯人に間違われたらどうするべ。
その犯行のあった時間に不倫なんかしていたら大変だ。
その不倫相手は、大好きなエビちゃんこと蛯原友里さんにしよう。
(たとえば!たとえばのはなしですよ!エビちゃん不倫相手にして
ゴメンナサイ)


エビちゃんと言っても、今のおじさん方はご存知ないないだろうからから
説明しよう。
エビちゃんはカトキチの新製品冷凍エビフライではない。
ファッション雑誌のモデルで、スラリと伸びた長い手脚はスタイルバツグン。
エビちゃんが「これカワイイ!」と言ったアクセサリーやファッションが
売れに売れる。 これを「エビ売れ」と言うそうだ。
今時の若い女性の間ではファッションリーダーでカリスマ的存在である。
テレビドラマに時々出演するが、なぜかイマイチ光らない。
しかし、衣装を着こなしカメラの前に立ちポーズをとると、さすがモデルさん、
その魅力が輝き出す。
クリクリとした大きなお目々、ニッコリ微笑む口元が愛らしく、
エビちゃんカールのへアースタイルがバッチリ決まる。
その装いで淑女から妖艶な女性までと変貌する。
万華鏡のような表情を見せ不思議な魅力を発する。
街で見掛ける数多ある宣伝ポスターでは、ひときわ目を引くのがエビちゃんで
ある。 エビちゃんの話が長くなった、そっくり犯人の話に戻ろう。


殺人犯にされるくらいなら、「その時間は、エビちゃんと・・・」と、
言うだろうが不倫相手のエビちゃんが正直に証言してくれるかどうか。
エビちゃんも人気商売だから「その時間は、マネージャーとスケジュールの
打ち合わせをしていましたわ。 それに坂井シェフとは、会ったこともありません
のよ。」などと証言されたら一巻の終わりだ。
警察の取調室で、「エビちゃんは、会った事もないと言っているぞ。
だいたいエビちゃんが、あんたを相手にするはずないだろう。」
「だって、木村拓也さんに似ているって・・・」
「そう思っているのは自分だけじゃないの。サッサと吐いて楽になった方が
いいんじゃない。坂井さん・・・坂井ちゃん・・・サカイ!」などと、
刑事さんに恫喝され。 エビちゃんの裏切りや精神的に追い詰められたショックで、
やってもいないのに「やりました」と言っちゃうべ。


しかし、正義は必ず勝つのだ。余罪で捕まった真犯人が、この事件の関与を
自白して無罪放免となる。
「もう、絶対来ないからな」と威勢良く言ったNのような気力もなく、
スゴスゴと家に帰りそうだ。
そのうえエビちゃんとの不倫は世間に知れ渡り、店に来ていただいた
お客様には 「シェフ、エビちゃんコースね!」などと意地悪く言われ。
女房と息子には土下座をして謝るが、それで済むわけがない。
エビちゃんがテレビや雑誌に出る度に
「あなた、ホラ!エビちゃんが出ているわよ。やっぱりカワイイはねぇー、
エビちゃんは・・・」などと妻の皮肉に一生耐えていかねばならないのだ。
身から出た錆とはいえ、そっくり犯のお陰で残りの人生は悲惨である。
北の調理人の会報にも寄稿出来なくなる。
短い間でしたが、皆さんお世話になりました。てな事にならんとも限らんべや。



そっくりなのは人だけとは限らない。中学3年生の学校祭での事だ。
同級生の一人がバザーの食券を偽造したのだ。見た目は本物と同じ、
イヤ本物が偽物に見えるほどである。「オッ!坂井。これ使ってなんか食うべ」と、
その同級生に誘われ、面白半分で実行に移した。
バザーでウエイトレス係りの女子に券を差し出し「お汁粉」と二人で叫んだ。
係りの女子が受け取るなり、その券を手のひらに載せマジマジと観察するのだ。
「大丈夫だね!」とつぶやき、お汁粉をふたつ運んで来て僕達の前に置いた。
そのお汁粉が実に不味いのだ。
母が家で作ってくれる、こってりとした濃厚な甘さの美味さではない。
甘さも味も淡く粉っぽいのだ。そんなお汁粉をすすっていたら、係りの女子二人が
「バザーの食券の偽物あるから。そっくりだから気を付けようね。」と
相談しているのが聞こえてくるのだ。
後ろめたさもありハラハラしながら食うお汁粉が余計に不味く感じられ、
そそくさとバザーを後にした。



だけど、そっくりな人間がいるってぇのは、どーもろくな事にならないようだ。
だけどビックリ、なんとエビちゃんにそっくりな双子の妹さんがいるそうだ。
こんなカワイイそっくりさんなら何人いてもいいね。
  さて自分にそっくりな、その3人は今頃どこで何をしているのかな・・・。
今年もよろしくね!

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